鶴齢 限定酒
鶴齢(青木酒造)は享保2年(1717)年の創業。
塩沢出身の鈴木牧之は、北越雪譜の中で「我住む魚沼郡は日本第一に雪の深く降る所なり」と書いている。鶴齢(かくれい)という名は牧之がつけたと伝えられている。
この日本一の雪が、うまい日本酒造りの源となる。日本酒造りに最も適した酒米の産地が魚沼地方。冬の雪が土中の雑菌を退治し、春には清浄な雪解け水が田を潤す。日本一豊富な雪解け水がやがて地下水となり、名水となって日本酒造りに使われる。
日本酒は、寒造りが最高と言われ、冬は微生物の活動がたいへん鈍い時で酒の酵母だけがじっくりと発酵する。最高の酒米と清らかな水と空気、雪のもたらす様々な恵みと越後杜氏の伝統の技、あくまでも手造りに徹した「正統」の日本酒造りが出会うとき、淡麗な雪国の銘酒 鶴齢が生まれる。
無濾過について
日本酒は原料を仕込み、醪(もろみ)という状態でアルコール発酵を行い、それを搾って生原酒と酒粕に分離します。
搾ったばかりの日本酒は少し濁った状態で、数日間タンク内で静置して濁った部分(澱)を沈殿させて上澄みの透明な部分を取ります。そして、若干の活性炭素により処理をすることで香味の調整を行い、この作業を「濾過」と呼びます。濾過することによって、雑味を取り除くことが出来ますが、同時に香りや旨味も失われることになります。
「無濾過」とは日本酒を搾った後、濾過をしていない日本酒のことです。火入れ殺菌もしていないのは「無濾過生酒」。生酒でアルコール度数を調整するための加水もしていない日本酒は「無濾過生原酒」。
香りと旨味が味わえる鶴齢の無濾過シリーズをお楽しみ下さい!!